【店長日記　GIANT/PROPEL ADVANCED SL整備 SRAM FORCE AXSを触ってみて】

こんにちは！

GIANT/PROPEL ADVANCED SL整備日記です。

※今回はちょっと画像が多いのでFacebookだと1枚しか表示されない事もあり、

　HPのブログからご覧いただけたら幸いです。

 

そういえば！GIANTワールドツアー復帰ですね！

ジャイアントが再びワールドツアーを走る！　チームバイクエクスチェンジ・ジャイコ2022年体制

↑バイシクルクラブ記事です。

チームバイクエクスチェンジ・ジャイコ！！！

PROPELも走りますね！記事の写真だとデュラエースっぽいのが着いてます（笑）

しかもデザインもまたカッコいい！

さて、整備日誌です。

この形のエアロロードはかなり組むのが難しいのかと戦々恐々しておりましたが、

GIANTのシステムは大変組みやすく、

また、無線コンポーネントのSRAMと言うのも相まって、今のところ苦労してません。

ステムのカバーを外すとこういう感じです。

これにシフトのケーブルが入るとやはり組みづらいのかな？とは感じますが、

メーカーによってはヘッドベアリングの内側に4本ケーブルを通すシステムが

ありますので、その造りに比べると楽です。

機器のペアリングはリアディレーラーから始めます。

AXSボタンを押して緑のランプが30秒点滅しますので、

その間にフロントディレーラーのAXSボタンを押してペアリング。

そして左のシフターと右のシフターのAXSボタンを押してペアリング、です。

（フロントディレーラーと左右シフターの押す順番は特にないのですが、

　私はフロントディレーラー～左シフター～右シフターで行いました。）

簡単でしたね。

個人的に難しく感じたのはフロントディレーラーの位置調整ですね。

難しいと言うかSHIMANOのフロントディレーラーとの違いと言うのが適当かな？

目で見てチェーンリングに対してフロントディレーラーの羽の位置を合わせると

恐らくうまくいきづらいと思います。

 

SRAMの場合は丁寧に、チェーンリングとフロントディレーラーの適正位置を出す

工具があります。

この赤い工具をフロントディレーラーに取り付けます。

さらにこの工具はチェーンリングを噛ませるようにも出来ています。

クランクを右方向に回すと適正位置に取り付けられるのですね。

これは非常に便利です。クランクを左方向に回せば簡単に工具は外れます。

そして、上のHボルトでフロントディレーラーの白線と

アウターリングの歯を合わせていきます。

ちょっとわかりづらいですが、図の赤矢印の部分です。

フロントディレーラーの後ろ羽部分にも白線はあります。

ちなみにHボルト、逆ねじですので注意です。

 

マニュアル通りに着けるとフロントディレーラーの羽の後ろ部分が

チェーンリングに対して後ろ羽が外に飛び出ているように見えるのですが、

これで適正なんですね。

赤い工具で高さ、角度を決めたら後は羽の前後の白線を

Hボルトでアウターリングに合わせる。

確かに目だけでこの位置を着けるのは大変ですね。工具、様様です。

 

インナーギアの方は

インナーギアにフロントディレーラーを落とし、今度はLボルトを回して

羽の外側がアウターリングに対して真上に来るように調整したらOKです。

後はウェッジと言うSHIMANOで言うとサポートボルトの役割の様な、

フロントディレーラーとフレームの密着度を上げて変速性能の向上の小物もありますので、

取り付けた方が良さそうです。

フレームによってはこのウェッジがタイヤと干渉したりする場合もあるので、

その場合はウェッジは取り付けできません。

 

最近のフレームはエアロでもタイヤのクリアランスは広いので、

取り付けられないと言う事はあまりないと思いますが、タイヤを太くすると

ウェッジとの干渉の恐れはありそうです。

 

変速関係はシフト中に長押ししてマイクロ調節もできますが、

ペアリングをしてフロントディレーラーの位置を合わせたらほぼ

ストレスフリーで変速してくれました。

 

DUBクランクは右クランクに8㎜アーレンキーを差し、緩めます。

ここは正ねじです。

左クランクに着いているプリロード調整でガタツキを取るシステムですね。

ROTORの3Ⅾ30クランクみたいなイメージです。

右クランクのセルフ・エクストラ・カップを交換する場合は

蟹目スパナで外すのですが、ここは逆ねじです。

余談ですが、PROPEL ADVANCED SL DISCを組んでいて

結構使う工具の幅や正ねじ、逆ねじが多かった感じです（笑）

アーレンキーは2～8㎜。トルクスもT6～T25まで使いましたね。

 

 

徐々に完成に向かっています！

SRAMは自身が知識として足りない部分だったので良い機会です！