店長日記 中国メーカーの台頭について思う事
【店長日記 中国メーカーの台頭について思う事】
こんにちは!
本日はタイトルの件について思う事を綴ります。
値上げやコロナ後の日本経済の実質的な停滞なども相まって
自転車を新規で始める層から支持されづらくなり、
昔からあるメーカーが元気がなくなってきてますね。
OEMを請け負っていた中国工場が自社で商品を作り、
コストパフォーマンスを重視してどんどん製品が出てきています。
これは商品の循環やユーザー様が手に取りやすいという観点では
望ましい側面もあります。
また、中国企業はYoutuberやインフルエンサー(正直この辺りの人たちの定義が良くわかりません)に
配り、ユーザー様に身近な所からの発信と言うのが非常に得意ですよね。
私自身も中国企業とはやり取りしているので特色と言うのは
わかっているつもりです。
その上であえて書きますが、製品に関しては良いものも増えています。
しかし、日本のものづくりとの大きな姿勢の違いは
物を作って売りっぱなしの風潮が多いという事です。
マニュアルや製品仕様書やスモールパーツの発注の有無などなど、
そういった所を丁寧にやれている所は非常に少ないのではないのかな?と、
個人的には感じております。
SHIMANOが世界的に支持されているかもその物に対しての
姿勢が大きいと思います。
また、中国企業は人材の流動性が高いので
品質が落ちるという事も頻繁にあります。
工場長クラスでもすぐに流出しますので、そういった所の
側面も品質の安定と言う所に大きく左右すると思います。
中国人の気質として
・謝ったら負け
・声が大きい方が勝つ
・年功序列
などなど、色々と日本人と同じ感覚で接点を持とうとすると
難しい所もあります。
繰り返しますが、製品としては良い物が増えてきています。
しかし、安心や安全面などでの考え方は大きく違います。
コストパフォーマンスが良いからと言う所だけで中国製品を
勧めていくのは違うのかなと個人的には思います。
もう、中国の製品は避けては通れない所に来ています。
それだけに目先やわかりやすい商品の仕様だけに注目すると
危険だとも感じております。