とある中国メーカーのホイールのハブが破損した話。
- こんにちは。
スタッフ岩本です。
秋も深まってきたかと思いきや、今週はどうやらまた暑い日が続くようですから体調管理に気をつけないとですね。
さて、先日こんな事がありました。
とある中国ブランドのホイールを使ってました。
スペックは高剛性カーボンリムに、エアロカーボンスポーク、ハブはセラミックとレースに使うには申し分ない性能のホイールです。
練習で近場の山に行こうとしたら…
リアホイールの漕ぎ出しが急に重くなり、ガタツキが出はじめたので、分解して見てみたところ
セラミックベアリングが破損しており、何故かハブシャフトの部分に腐食かサビのような変色が見られました。
このホイールはまだ2ヶ月弱しか使用しておらず、メンテナンスも怠らずに続けてきたので、急にこんな事態になるとは想定外でした。
ベアリングの交換などの作業に取り掛かってますが、推奨グリスや補修関連の手引書が無く、頭を抱えております。
その後同モデルのホイールをお持ちの方のホイールなどと比べたり、色々調べてみたら、同モデルで使われているハブシャフトとは材質や若干サイズが異なったハブシャフトが使われていた事がわかりました。
ここで改めて中国ブランドのホイールの耐久性やサポートなり色々考えてみました。
私が自転車を始めた頃は中華ホイールと言ったら、危険だのすぐ壊れるなど言われておりましたが、最近はスペックも欧米メーカーのものと肩を並べられるぐらいのホイールも出てくるようになり、
実際レースの現場でも中国メーカーのホイールを目にするのが当たり前になってきていると思います。
単純にスペックだけならコスパが良いのは間違いないです。
それは実際に使ってみてつくづく思います。
しかし、店長日記にも記されていたと思いますが、仕様書やマニュアルや補修部品がなどの用意が無く、ユーザーが安全、安心で長く使えるアフターに対する姿勢がないブランドさんも見受けられます。
安く手に入れる事が出来て、乗り出しやすいのはいい事かもしれませんが、こういったリスクも潜んでおります。
今後様々な中国メーカーのブランドが台頭して来るかと思いますが、安心安全に自転車ライフを過ごすことができるようにお気をつけてください。