店長日記 とある中華メーカーのベアリングを解体してみて
【店長日記 とある中華メーカーのベアリングを解体してみて】
こんにちは!
当店のインフルエンサー()・・・ではなくて、
スタッフの岩本君が残していったベアリングがいつまでも
あるので笑
もう役目を果たさないこのベアリングは何が問題だったのかを
もう少し深堀したく、ばらしてみる事にしました。
とある中国メーカーのホイールのハブが破損した話②
このベアリングはセラミックと言う分類の“様”です。
様と、少し抽象的な表現をするのは成分と言うかそういうのを
分析はしていないので、中華メーカーの表記を信用するのであれば、
と、言う意味もございます。
セラミックベアリングと思われるものを抑えている部分を破壊します。
役目を終えたパーツとは言え壊す時はやはり忍びなく、
供養の気持ちを込めて壊します。
10個あるベアリングの内の1個が円を成していませんでした。
レース等で抑えられていて、1個だけこうなる物なのか?
ケースハードニングの北極点と南極点の違いから
一見円に見えても回転によってバランスが崩れて・・?
ハブシェルの精度が低く、ベアリングの締め代がしっかりと
出ていなくて、実は斜めにハブシェルに入っていてシャフトの負荷に・・・?
そもそもベアリングの円の精度が低い?
ベアリングの方は5ミクロン以下でまとめやすいから
個人的にはハブシェルの精度に問題があるのではないか?と、
考えていますが・・・
う~ん・・・なぜ一つだけこんな不自然になっているのか・・・。
10個あるセラミックであるであろうベアリングで1個が激しく損傷していた
と、言うのが事実です。
他の9個のベアリングも精度の高い計測器具があれば
削れ方の数値もわかるとは思いますが、店舗にある電子ノギス等では
判然としません。
ただ、均等に抑えられているベアリングであれば
1個が不自然に割れている事はないのではないか?とは
思います。
原因究明に至っていないブログで申し訳ないのですが、
このベアリングは時間を見つけて妻沼聖天様で供養をして
廃棄をしようと考えております。
現在、岩本君はスチールベアリングに入れ替えて
走っているので、
また、その使用感や乗った後の摩耗具合と言うのでしょうか。
その辺りをレポートしてもらいたいと考えております。