店長日記 自転車業界のメーカー直販に思うこと
【店長日記 自転車業界のメーカー直販に思うこと】
こんにちは!
じてんしゃ RINGSは2025年は自分達がメーカーの気概を持って
自転車の楽しさと可能性を共有できるように取り組んで参ります。
昨今メーカー直販が多くなってきてますよね。
まぁ、これは利益に関して考えていけばそうなっていくのも
至極当然なのかもしれません。
メーカーからしたらユーザーを増やす事によって
既存の販売店舗への来客施策や販売機会の増大等
言い方はいくらでもあるのだとは思いますけど、
店舗からしたら振り回されているように感じる所もあるのではないのかな?
と、個人的には思います。
私はメーカーのこうした動きに振り回されない強い店舗造りをしていきたいと
考えています。
じてんしゃRINGSがオープンした2015年。
店舗の個性として扱いメーカーが必要だと感じていた当時の私は
トレックやビアンキにもお声がけした事がありました。
下記の話はいずれも当時の営業との会話なので、今の姿勢とは
違うのであろうと言うお話です。
トレックからは
「我々のメーカーのみを扱う気持ちがあれば考えます」と。
まぁ、そうだよな。アメリカメーカーってそういう所も多いし。
しかし、年間のノルマが当時のRINGSだとどうしても対応できないので、
お話は流れた記憶がございます。
ビアンキからは
「RINGSさんが我々とお付き合いできる体力があれば良いんですけどね」と、
言われました。
まぁ、トレックと同じようなノルマ面でのお話ではありますが、
言われ方から即お断りした記憶がございます。
他にはもっとえげつない事を言ってきたメーカーさんもいらっしゃいますけどね笑
まぁ、当時は当店もオープン一年目。何の実績もない中ですから、
メーカーとしても与信の維持のためには致し方ない事だとは理解してます。
当時から自転車業界のメーカー主導の流れは危機感を感じていましたが、
昨今は中華や様々な購入媒体も出て来て、より、戦国時代に突入をしていると
言うか、
既存メーカーも上記の中華や様々な購入媒体に押されているように感じています。
だから直販に振っていく所が出てくるのもおかしな話ではないのだとも感じます。
販売数の絶対πが減れば、利益を確保できるやり方を考えます。
メーカーに直販で売られていけば、単純に考えたら
扱う店舗のメリットって少なからず減ると考えてます。※単純に考えたら、ですよ。
なので、店舗としてはメーカーを店舗の個性の主とするのではなく、
あくまで個性の一要因とする。
より店舗の姿勢と言う物が重要視されていき、
その姿勢をいかに販売に結び付けてシステム化していくかと言うのが
大切なのではないのかな?と。
RINGSでは取り組みの一つとして再生自転車と言うのを押し出していきます。
所謂中古自転車ですが、再生と言う言葉を強く使っていきたいです。
また、この再生自転車には販売証明書を着けていきます。
購入から3か月以内の御来店での修理は30%オフでの対応。
そして、空気補充や注油などセルフメンテナンスの重要性も共有していきたい。と。
自転車は命を乗せる乗り物です。定期的なメンテナンスが必要です。
機能をいくら増大させた新車でもこれを怠っては大変危険です。
そして、再生自転車=所謂中古、でも
乗れるし、大切にする事によってまだまだ自転車による楽しさや可能性も
共有できるアイテムだと言う事を2025年のじてんしゃ RINGSは皆様と
共有していく事をメーカーとしての気概の一つの取り組みとして
行っていきます。