ONEAERにIRC FORMULAPRO S-LITEチューブレスレディを入れてみました。
【ONEAERにIRC FORMULAPRO S-LITEチューブレスレディを入れてみました。】
こんにちは。
今回も画像が多いので、Facebookだと1枚しか転送されないので、
よろしければHPブログで御覧ください。
前は転送でも複数枚の画像がちゃんと表示されたんですけどね。
仕様がちょこちょこ変わっていて対応しきれてないです・・・。
さて、先日ご注文いただいたONEAERのDX5ホイールが入荷しました。
品質の良い素材を使っているホイール。見た目から高級感もあります。
さて、ロードバイクは大別すると
クリンチャー・チューブラー・チューブレス(レディ含む)と、タイヤシステムがあります。
クリンチャーは御存知の通り、タイヤとチューブが別です。
チューブラーはチューブをタイヤが包んでいて一体となっていると言う感じです。
ひと昔前はレースではチューブラーの使用が多かったのですが、
チューブラーのメリットである乗り心地もクリンチャータイヤの進化により、
クリンチャータイヤでも充分乗り心地が良くなって、そうなると
補修のしやすいクリンチャーが見直されて、チューブラータイヤの使用率は
どんどん減っている様な感じがします。
でも、私はチューブラーの乗り心地好きなんですけどね。
マイルドと言うか、独特のクッション性が良いと感じてます。
クリンチャーとチューブラーの需要の間にチューブレス(レディ)が
食い込んできているような感じですかね。使用者は増えていると感じます。
ロードバイクでのチューブレスは最近と言うわけでもなく、
2011年位に一度ブームと言うか使用者が増えていた記憶があります。
私もマキシスやIRCなど、チューブレスを使っていました。
ただ、当時はタイヤもリムも空気の密封率がそこまで良くなく、
減りも非常に早くて、乗り心地は良いけど維持費がかかる印象でした。
少しずつ使用者が減っていたと思いますが、ここ2~3年でテクノロジーの
進化と供にまたチューブレスタイヤの使用者が増えている様な気がします。
シーラントやリムテープやバルブもどんどん良くなってますしね。
チューブレスとチューブレスレディの違いですが、
シーラントを入れる必要があるのがチューブレスレディと言う話を
メーカーから聞きます。
シーラントで空気を保持するそうです。
チューブレスなので、読んで字のごとくチューブが入っていません。
転がり抵抗が良くなります。
そして、低圧にする事も出来るので、結果乗り心地も改善します。
今回は28Cですが、最近はロードでもディスクブレーキが浸透して
フレーム設計の自由度が上がったので、太目のタイヤが主流ですね。
10年位前はカチカチのフレームにクリアランスが狭くて23Cを入れて
空気をパンパンにして走る方が良いみたいな風潮もありましたが、
今は快適に乗る事が大事です。
こういったムーブメントって時代とともに一周するので、
またいつか硬いフレームでスパルタンに乗る事が
流行ってくるのかな?そんなことはないか・・・
さて、それでは入荷したONEAER/DX5にチューブレスレディを装着します。
まずリムテープを貼る面を拭きます。納品時なので、そんなに油分は着いて
いないのですが、リムテープが意外に接着が弱いので、こういった所作は大事です。
2周巻きました。
バルブを通す所はカッターで少しずつ穴を開けていきます。
そして、タイヤを装着します。
チューブレスではバルブ付近を最後にはめます。
緊張の瞬間ですね!空気を入れてビードが起きるか否か?
否か、では困るのですが・・・
タイヤとリムの相性で全然ビードが上がらない事があります。
コンプレッサーを使ってもブシュー・・・と、言う音とともに
空気漏れをして、コンプレッサーが空気補充で作動してガガガガガ・・・と
騒音を出すのはチューブレス入れてる自転車店あるあるです。
どうしても、ビードが上がらなかったら石鹸水とかパウダーとか
色々使いますが、出来ればそういった物を使わないでビードを上げたいな
と、思うのは意地でしょうか。
さて、今回の組み合わせは結構素直にビードが上がる印象。
もしかしたらフロアポンプでも余裕だったかもしれません。
一度空気を補充したら抜いて、シーラントを補充します。
シーラントは先に入れておく方法があるのですが、
私は一度タイヤの形を思い出させてからシーラントを入れたい派です。
チューブレスの保管の仕方ですが、乗らなくても2~3週に一回は最低空気を
補充してください。空気が抜けきってしまうとシーラントが漏れたり、
地面に置いている場合はタイヤが重量で押されて変形してビードが上がりづらく
なったりします。
あと、シーラント補充している場合は定期的に回す事も必要ですね。
同じ姿勢のまま長期間保管するとそこだけにシーラント液が溜まる事も
あります。
シーラントとリムテープは消耗品ですので、
半年~一年に一回は入れ直しや交換をする必要が出る場合もあります。
リムテープが劣化すると明らかに空気保持が弱くなります。
そういった維持関連での手間がチューブレスのデメリットなのかもしれませんが、
走行感覚で言う乗り心地や転がりの軽さ等のメリットは、一度乗ると中々離れられなく
なる所以かもしれませんね。