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とある中国メーカーのホイールのハブが破損した話②

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お知らせ
2024.11.12

こんにちは。
スタッフ岩本です。

 

先々週に挙げたこちらの記事ですが、大勢の方にご覧になって頂いて嬉しい限りです。

とある中国メーカーのホイールのハブが破損した話。

さて、今回の記事は前回の続きになります。

 

まず、前回の記事の中で「セラミック用の軸受けが腐っている」等の表現は存在するか不明な‪点で不明瞭な箇所や拙い表現もあり

ご指摘いただいたことは私の不徳の致すところで、申し訳ございませんでした。

先の記事を踏まえて、改めて何が起きたか、詳細を書かせていただきます。

 

まずライダー情報
181/61
FTP 301W
主にJBCFロードレースシリーズに参戦。
ロードバイク歴3年弱。

 

問題の起きたホイールは、私が8月初旬に購入したもので、購入してからは2ヶ月(約2000km)ほど使用し、一度1000㎞走ったところで一度メンテナンスを行いました。

先述の記事の事案が起きたのは10月初旬、リアホイールに若干のガタつきが発生し、回転に抵抗がかなり掛かっていると感じ、メンテナンスの為フリーボディを外したらベアリング(セラミック)が動かず、ハブシャフトにガタつきが出ていたというのが今回の出来事です。

 

この事を踏まえ、同じホイールを使用している他の方も似たようなトラブルがあるのではと考え、同じモデルのホイールを購入して使用されている方々に連絡を取り、協力のもと確認させて頂きました。

確認できたのは私のものも含めて総数は6本。

 

それぞれ納入された月が違うことも分かり、呼び方があっているか不確実ですが

5月に納入された物をファーストロット、7月に納入された物をセカンドロットと仮の呼称としてこのブログでは表現致します。

まず5月に納入されたファーストロットの物についてですが、私が使用しているホイールがファーストロットのもので、6つのうち4本がファーストロットでした。

 

このファーストロットのホイールにはトラブルが発生した際に使われていた銀色のシャフトが使われており、4本中2本に私と 同じトラブルが起きていたことがわかりました。

ベアリングは交換後の物。

 

そして7月に納入されたセカンドロットですが、ファーストロットのものとは若干形状の異なる黒色のハブシャフトが使われており、こちらのホイールには不具合などは見られませんでした。

ファーストロットのシャフトが全てトラブルを起こしているわけで御座いませんが、いずれにしても4本中2本、サンプルは少ないですが異常値のように感じました。

 

メーカー側で、急遽何らかの仕様変更があったのかといろいろ考えられますが

如何せん仕様書等の資料がメーカー側で用意されておりませんので

仕様変更なのかメーカー側のミスなのか不確かですが

同じ商品名で2つのハブが着いていると言うのが確認出来ているのが現時点での事実です。

 

 

そしてトラブルが起きた私のホイールですが、何とかして使えないかと色々と模索し

仕様書などが無い為店主の相談のもと同じ経のベアリング(NTNのスチール製のもの)を用意し、了承を経て自己責任のもとカスタム致しました。

 

 

私自身は製品の不備を糾弾をしたいわけではございません。

使っている方々をいたずらに不安にはさせられないので、あえてメーカー名は伏せて記事を書かせていただきました。

 

中国に限らず近年台頭してきている新興ブランドさんには、このようなアフターの面で問題が発生する事も少なからずあると耳にします。

 

店長の記事にも詳しく実態などが書かれておりますが

店長日記 中華メーカーのブランディングを1年受け持って感じた事

コスパよく製品を手に入れることに越したことはございませんが、何を持ってコスパなのか、安全面は?保証は?規格や互換性は?…

ご購入の際に考えていただけると幸いです。

 

次回はスチールベアリングにしてみて、走行感などをお話してみたいと思います。

 

最後に、

私は自身が使って検証をして体験談を発信して皆様と共有したいと

常日頃取り組んでおります。

まだまだ至らぬ所も多々あり、ご指導ご鞭撻をいただく事も沢山あるとは

存じますが、

これからも何卒よろしくお願い申し上げます。