店長日記 自転車利用で思う事
店長日記
2023.9.30
【店長日記 自転車利用で思う事】
こんにちは!
最近事故等が多いとお話しております。
その中で自分が自転車利用に関して思う事を綴ります。
まず、全員がそうであると言う話ではないと言うのを
御承知おき下さい。
そして、自転車業界に長くいる自分が思う事を合わせて書きます。
昨今自転車の安全利用が叫ばれています。
意識づけの一貫として自転車保険やヘルメットの着用努力義務等
色々と環境は変化してきています。
結論から。それらも大事ですが、その乗車されている自転車は整備されていますか?
と、言うお話をしたいのです。
一つの例です。
皆様が自動車を運転しているとしましょう。
交差点を左折する予定です。
目の前の信号が青になりました。
徐行しながら後方巻き込み確認をしながら曲がろうとします。
後方から歩行者が来ていて、歩行者が横断歩道を渡る事を確認。
さぁ、左折を開始しよう。と、
前方を向いたら対面から横断歩道を自転車が15~20㎞/hで走ってきます。
危ない場面ですが、自転車が横断歩道を渡り切るのを見てから
左折をしました。※接触はしてません。
ここで勘が良い方は気づかれたと思います。
厳しく言えば自転車は逆走なんですね。
そして自転車は横断歩道をそのままのスピードで渡っています。
自転車が横断歩道を渡る時は歩行者がいる場合は自転車から降り、
歩行者の通行の妨げにならないように自転車を押して横断歩道を
渡らないといけません。
つまり、このケースでは
自転車と自動車が接触したら自動車も過失割合が大きくなる可能性は高いですが、
自転車にも相当の過失割合がつきます。
そして、歩行者と自転車がぶつかってしまったなら、
禁止されていないにしろ逆走をしてそのままのスピードで走ってきた
自転車の過失が殆どとなるでしょう。
いくらヘルメットを被っている。自転車保険に入っている。
それは大きな抑止にはなりません。
さらにその自転車がブレーキワイヤーが錆びていたり、
空気が入っていなかったりしたらどうでしょう?
防げた事故も防げなくなります。
残念ながら先の光景は、お店の近くの学校がある交差点で
散見されます。
そこで、私は2019年2月には高校に。
2021年11月には中学校に自転車の整備の必要性をつたえに行きました。
どこか安全整備の徹底としてお話する機会が欲しい、と。
学校側からの答えは・・・
「公の立場として一事業所にお願いはできない」
でした。
それから時は流れましたが、学校側は
ヘルメットの着用や保険加入には目を光らせてますが、
逆走や整備などの観点には至っていないと私は感じてます。
11/19に当社が行う合同試乗会ではアクションスポーツの
神田社長の安全講習があります。
本当は市や学校等の公が取り組んでくれたら拡散も大きいのですが、
今は私が目の届く範囲で皆様と交流するのがいっぱいです。
合同試乗会の日は自転車に乗るだけでなく、是非
神田社長の安全講習も受けて下さい。
私は公に話を持っていくたびに
「1事業所を贔屓にできない」「前例がない」と
断られる事が殆どです。
でも、そこで腐るわけにはいかず。
そういった前例踏襲でないのが自営です。
やりたい事がやらなければいけない事
で、ある事に感謝してます。
まだまだ、力は小さな事業所ですが、
自転車を一時の流行でなく文化にしたい。
そして自転車業界を子どもたちの憧れの職業にしたい。
自転車の楽しさ・可能性を伝えるのが当社の理念として取り組んで参ります。